台湾生活でつらいと感じることをぶっちゃけます。在住10ヶ月私の所感。

こんにちは!台北在住トッピーです。

台湾で生活を始めて10ヶ月経過しました。

海外での生活は刺激的で楽しいことが沢山ありますが、それだけではありません。

環境、食、言語、人など、日本での生活とのギャップになかなか慣れることができず、辛いと感じてしまうことも多々あります

本記事では私が台湾(台北)で10ヶ月生活して辛いと感じたことを共有します。台湾移住を考えている方は参考にしてください。

あらかじめ知っておき覚悟しておくと、その場面に遭遇した時のショックも軽減されるはずです。

■私の台湾生活での略歴は以下の通りです。

  • 2022年3月 台北へ渡行
  • 半年間語学留学
  • 2022年10月から台湾現地採用で仕事開始

台湾生活でつらいと感じること8選


台湾で生活して10ヶ月、辛いと感じたことは以下の通りです。

  • 天気
  • 湿度が高い
  • 言葉の壁
  • 車の運転が荒い
  • 食事が脂っこい
  • ゴキブリ大量発生
  • 家賃が高い
  • 物価も思ったより高い

ちなみに私は10ヶ月間台北のみで生活しています。そのため、台北生活での辛いことと考えてください。

それでは1つずつ、解説していきます。


天気

皆さんも想像できると思いますが、台湾は沖縄よりも更に南に位置しているため、暑いです。

夏は特に暑く、最高気温40度に達する日もよくあります。

真夏に外に出ようものなら、一瞬で汗だくになります。部屋にいる時も基本的に冷房を付けていないと、暑くて汗が吹き出してきます。熱中症のリスクも高くなるため、夏の外出は危険なレベルです。

夏は暑いですが、その分冬は比較的過ごしやすいです。気温がマイナスまでいくことはなく、寒くても5〜10度程度です。

暑さ以外で言うと、雨が多いことも辛いです。私は台北在住ですが、台北に来てから「久しぶりに太陽見たな!」と思うことがかなり増えました。笑

雨が多いと外出するのが不便で、そして気分も下がります。

更にやっかいなのが、台湾(台北)の天気は本当にコロコロ変わります

朝は快晴と思っても、急にスコールみたいな雨が降ってくることもあります。外の様子を見て晴れているからと出掛けた結果、突然雨が降ってきて大変なことになった経験が何度もあります。そのため毎日必ず天気予報をチェック、そして外出の際は必ず折りたたみ傘を携帯しています。


湿度が高い

雨が多いことも関係していますが、台湾(台北)は年中湿度が高いです。

ジメジメした空気に暑さも相まって、夏は特に気持ち悪さを感じます。

そして普段の生活面でも不便な点が多々生じ、例えば洗濯物がなかなか乾かないです。1日外に干していてもちゃんと乾いていないなと感じることもあり、そんな時はドライヤーを当てて自力で乾かしています。

もっと嫌なのが、クローゼットやタンスに物を置いて放置していると、カビが生えてくることです。私自身、台湾に来てから服やバッグにカビが生えてしまい使い物にならなくなった経験が何度かあります。

台湾生活で湿気対策は必須です。除湿器の設置は早めに検討しておきましょう。


言葉の壁

どこの国でもそうですが、言葉の壁はやはりあります。

台湾の公用語は中国語なので、買い物をするのも、注文をするのも、友達を作るのも、基本的には全て中国語で行う必要があります。

中国語をある程度勉強して台湾へ渡航しても、現地の人が話すスピード、現地の人が使う表現などに戸惑い、コミュニケーションに苦戦する場面は出てくるでしょう。

私自身、HSK5級を取って台湾へ来ましたが、最初は相手の言っていることが分からない、自分の言いたいことも全然出てこない状態でした。中国語を話すことに恐怖を感じることもありました。

そうはいっても、間違いや伝わないことを怖がって自分から話さないと、中国語コミュニケーション力が成長しません。

中国語力に自信がなくても、堂々と積極的に話していけば徐々に慣れてくるはずです。


車の運転が荒い

台湾の運転は、日本と比べるとかなり荒いです。車の運転をしない人も油断してはいけません。日本のように歩行者優先の精神で歩いていると、かなり危険です

信号が変わる直前に突っ込んでくる車、歩行者スレスレで通っていくバイク、信号無視など、このようなドライバーを頻繁に見かけます。

こんな運転をしている人が多い台湾なので、交通事故発生数もかなり多いです。

外務省海外安全情報に以下のような情報が紹介されています。

警察当局の統計(2020年)によると、年間の交通事故発生件数は36万2,393件となっております。台湾の人口は日本の人口の約5分の1であるにもかかわらず、2020年の交通事故発生件数は日本での発生件数(30万9,178件)を上回っており、交通事故に遭うリスクが日本より高いと言えることから、外出する際には十分な注意が必要です。

犯罪発生状況、防犯対策 – 外務省海外安全情報

私自身、台湾に来てから何度も交通事故の現場を目撃しています。

交通事故の現場を目撃する頻度は日本にいた時よりも明らかに増えており、それだけ台湾の交通事故リスクが高いことを実感しています。

車やバイクの運転をしない分まだましですが、歩行者としても気をつけなければいけないです。台湾で外出する時は、「信号が青になっても油断しない」、「車は譲ってくれないもの」、これら気持ちを常に持っています


食事が脂っこい

台湾には美味しい物が沢山あります。滷肉飯や牛肉麵、雞排など、どれも美味しいですが、台湾料理は日本食に比べるとかなり脂っこいです。

台湾料理はローカルの食堂や夜市などで安く気軽に食べられますが、頻繁に食べていると体の不調を起こす可能性があります。

自炊したり意識的に野菜を取ったりすることが大切で、そうしないと体重が増えたり肌荒れが起きたりと、体に異変が出てきます。

勉強するにも仕事するにも、健康は大前提で非常に大切であるため、台湾生活を始める方は気をつけましょう。

私も台湾へ来てから毎日外食をしていた結果、体重増加、肌荒れが起こったため、現在は自炊して健康的な食事を取ることを意識しています。


ゴキブリ大量発生

虫嫌いにはかなりきついですが、ゴキブリが大量にいます。

気候や衛生面など、日本よりも繁殖しやすいのでしょう。私も台湾へ来てからゴキブリに遭遇する頻度がかなり増えました。

室内だけでなく、道を歩いていて出くわすことも頻繁にあります。死骸を踏みそうになったことも何度もあります。

私も虫は苦手なので、これは何度経験しても慣れないです。毎回「うっ…」となります。

室内は対策グッズを設置して発生を抑えましょう。


家賃が高い

台北住みの場合、家賃がかなり高いです。

2023年1月現在、円安も相まって、日本の都心とそんなに変わらない値段になっています。

私が語学留学時代に住んでいたアパートは

  • 駅から徒歩3分
  • キッチンなし
  • トイレ付きシャワー室(浴槽なし)
  • 7畳程度
  • 築年数がかなり経っており、正直ボロボロ
  • 日当たり悪い
  • 台北郊外

といった部屋で、月11500元=49220円(※1台湾ドル=4.28円)でした。

他の部屋も同じような条件であったためここに決めましたが、正直「これで50000円か、、」という感覚で住んでいました。

綺麗な部屋、広い部屋、台北駅や中山駅のような中心部だと、もっと値段は上がるでしょう。

シェアハウスや台北以外の場所であれば家賃を抑えることはできますが、台北1人暮らしであれば、最低月50000円ぐらいの家賃は必要になると考えておくとよいでしょう。


物価も思ったより高い

「台湾は安い」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実際は決して安いとは言えません

台北暮らしの場合円安も相まって、「生活費日本とそんなに変わらないのでは?」と感じることも多々あります。

安いと感じるものは、

  • 交通費
  • 電気代・水道代
  • 医療費
  • ローカルな食事(現地の人がやっている台湾料理屋など)

ぐらいで、逆にこれら以外は日本とそんなに変わりません。

食事はローカル食堂であれば安く済ませられますが、チェーン店やデパートのフードコートのような場所で食べると高くなります。

自炊したとしても、台湾で買う食材は日本より少し高いので、必ずしも経済的とは言えません。

ティッシュやシャンプーなどの生活雑貨も日本とそんなに変わりません。

台湾移住すれば生活費が安くなると考えていると、意外と物価が高くて驚くことになるでしょう。


台湾生活でのつらさを乗り越えるために大切なこと


台湾生活でつらさを乗り越えるために大切なことは、以下5つです。

  • 孤立しない
  • 文化の違いを受け入れる
  • 知らない、分からないが当たり前
  • 中国語は勉強しておく
  • お金の準備もしっかりしておく

1つずつ、簡単に解説します。


孤立しない

日本語が通じない異国の地であるため、周囲とのつながりがないと余計に疎外感を感じ、精神衛生上良くないです。

友人、同僚、日本人コミュニティ、恋人など、誰でも良いですが頼れる人が台湾に居ると心の支えになります。

周囲に頼れる人がいれば、情報収集や悩み相談などもできます。1人で何でも抱え込み解決しようとするのは限界があります。

台湾には日本人が沢山いるので、不安に感じる方は日本人コミュニティをSNSで探してみるのも良いでしょう。


文化の違いを受け入れる

台湾と日本は文化的に近しい国と呼ばれていますが、それでもカルチャーショックを感じる場面が多々あります。

その度にネガティブな感情で「日本だとこうなのにな。。」と考えていると、キリがないです。

文化の違いも、海外生活を楽しむための1要素です。

文化の違いに遭遇したら新しい発見としてポジティブに捉えることができれば、海外生活はより一層楽しくなるはずです。


知らない、分からないが当たり前

台湾生活初心者なので、知らない、分からないが当たり前です。

買い物の仕方も、お店で注文する方法も、バスの乗り方も、最初は分からなくて当たり前です。

少しずつ学んでいけば良いので、分からないことに遭遇した時に落ち込む必要はないです。

「知らない、分からないが当たり前」の精神を持って、分からないことに遭遇したら周囲の人に頼りまくればよいのです。

私の経験則ですが、台湾人は基本的に優しく、分からないことを聞けば丁寧に教えてくれます。


中国語は勉強しておく

言葉の壁はやはり大きく、中国語が理由で台湾生活を楽しめないという人もいます。

やはり中国語力はあるに越したことはないので、台湾渡航前にできるだけ勉強しておくとよいです。

普段の生活だけでなく、台湾人との交流という意味でも、中国語ができると楽しめます。

外国語はすぐにできるようになるものではないですが、できるだけ早く始めて少しずつ力をつけていくことが大切です。

こちらの記事を参考に、中国語学習を進めてください。

【中国語勉強法】独学で0からHSK5級取得した私の勉強法を詳細解説します

お金の準備もしっかりしておく

生活をする上でお金は当然必要です。

  • 台湾で生活する予定の期間
  • 台湾のどこに住むのか
  • 留学か仕事かワーホリか
  • バイトはするのか

など、人によって状況が異なるため、必要な額は人それぞれですが、台湾渡航前に必要費用を見積もり、準備しておきましょう。

上述したように、台湾(特に台北の場合)は家賃・物価が思った以上に高いため、事前にしっかりとリサーチし、台湾生活中に「お金やばい。。」とならないように気をつけましょう。

経済的にピンチだと、その悩みでいっぱいになり、他のことを考えたり、楽しんだりすることができなくなります。

台湾生活を最大限楽しむためにも、お金の準備は怠らないようにしましょう。


さいごに

台湾での暮らしは楽しいことばかりではなく、辛いと感じてしまう場面も多々あるのも事実です。

それらは日本での暮らしや文化との違いからくるもので、慣れるのはなかなか大変です。

ただ予め知っておくことは大切で、本記事で紹介したことを知っておくことで、台湾で生活を始めた時のショックが軽減されるはずです。

これから台湾で生活を始めようと考えている方は本記事を参考に、台湾生活でも辛いことがあるのだと、覚悟しておきましょう。笑

そうはいっても、台湾での暮らしは楽しいことも沢山あります。

私は10ヶ月生活をしていますが、「台湾もう嫌だ、日本に帰りたい!」と思ったことはないです。辛いこともありますが、楽しくて居心地がよいという気持ちの方が強いです。

これらは個人差があると思いますが、辛さだけでは決して無いということも知っておいてください。

これから台湾生活を始める方にも、辛さ以上に楽しさを沢山感じて貰えたらと思います。

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