海外(台湾)暮らしを経験して変化した性格・考え方

こんにちは、台湾在住トッピーです。
台湾に住み始めて、1年半が経過しました。

「海外に住むと考え方や性格や考え方が変わる」とよく言いますが、実際はどうなのでしょうか?
海外では、日本には無い人々、文化、生活スタイルに触れることになるため、それら要素が、個人の性格や考え方へ影響を与えることはあるでしょう。

周囲の環境や、交流する人たちが変わると、少なからず自身の考え方や性格に影響を与えるはずです。

海外暮らしもその延長線上だとは思いますが、海外では日本と大きく異なる人々、文化、生活スタイルに触れることになるため、その影響が大きいのでしょう。

個人的な経験から言うと、確かに変わったなと思います。

ただ性格が真逆になったとか、考え方が180°変わったとか、そんな大袈裟な話では無いです。「こういう考え方もあるな」と思うようになったり、性格が少し周囲の台湾人に近づいたりした程度だと思います。

本記事では、台湾生活が私にどのような影響を与えたか、具体的な変化や学びを共有したいと思います。


海外(台湾)暮らしを経験して変化した性格・考え方


台湾生活を経験して変化した性格・考え方は以下の通りです。

  • 人の目を気にしなくなった
  • 多様性への寛容度UP
  • 自分の意見をしっかりと伝えるようになった
  • 人助けを積極的にするようになった
  • 「どこでも生きていけるな」と自信がついた

1つずつ、解説していきます。

※あくまで私が個人的に、以前から変わったなと感じたことです。


人の目を気にしなくなった

台湾人の多くは「自分がどう見られるか」よりも「自分が何を大切にするか」を大切にしている人が多い印象です。

「周囲にどう思われようと、自分のやりたいことをやる」という人が多い印象です。

嫌だと思ったらすぐに仕事を辞めたり、年齢や体型を気にせず自分の着たい服を着たり、遊びに誘われても行きたくなければ断ったりと、(あくまで私が見てきた上での傾向ですが)そういった台湾人が多い印象です。

私が日本で生活していた時は、常に他人の目を気にしていました。

正しく振る舞うこと、誤解を招かないように行動すること、周囲の期待に応えることに、非常に神経を使っていたと思います。

しかし台湾人に囲まれて生活する中で、私も自分の個性や考えを大切にし、他人の目を以前ほど気にしなくなりました。

他人の目を気にすることなく自分らしく生きることは、人生の幸福度を高める上で非常に重要だと思います。


多様性への寛容度UP

台湾全体で、多様性への寛容度が非常に高いなと感じています。そのおかげで、多様性への寛容度も大きく向上した気がします。

性別、年齢、国籍、障害の有無、性的指向など、異なる特性やバックグラウンドを持つ人々への偏見や排他的思考を持つ人が、日本に比べて少ないと感じます。

その最たる例が、LGBTだと思います。

同性カップルが街中で普通に手を繋いで歩いていたりしていますが、そこに対して白い目で見るような人はほとんどいません。さらに台湾では2019年、東アジアで初めて同性婚が法的に認められました。

このように、異なる特性やバックグラウンドを持つ人々への寛容度が、国全体で非常に高いのです。

この多文化の環境が、私の寛容度も大きく広げました。

以前は違いに対して警戒心や驚きを持つこともありましたが、今では違いを豊かさとして捉え、自然と受け入れることが容易になりました。

多様性を受け入れることは、自分自身の視野を広げ、異なる文化や価値観から学ぶ機会にもなります。


自分の意見をしっかりと伝えるようになった

自分の意見をしっかりと伝える重要性を学びました。

私は元々、そこまで積極的に自分から話すタイプではなく、さらに相手の気持ちや考えを気にしすぎて自分の意見を抑える場面が多々ありました。

台湾生活を始めた当初は、言語が中国語であることも相まって、自分から積極的に話すというのがとても難しかったです。

しかし自分の意見を抑えるスタイルでは、台湾では生きていけないと気づきました。

日本人のように、空気を読んだり雰囲気から察したりするという文化はないです。

やりたくなければ嫌だと言うし、美味しくなければ不味いと言うし、服が似合ってなければ微妙だと言います。

曖昧な表現でなく自分の意見をしっかりと伝えることで、コミュニケーションを取っていく必要があります。

中国語ができないからといって自分の意見を抑えていると、話が進みません。

中国語が下手であろうと、台湾人はそれほど気にしません。自分の意見を伝えようとすれば、耳を傾けてくれます。

台湾に移住した当初は、言葉の不自由さだけでなく、文化的な違いによる誤解の恐れもあり、自分の考えを抑えがちでしたが、徐々に自分の意見をはっきりと伝えることができるようになっていきました。


人助けを積極的にするようになった

台湾の社会は、親切と共助の精神に満ちており、非常に温かい社会だと感じています。

困っている人がいれば積極的に手助けしている人を頻繁に見かけます。

私自身、台湾へ来た当初は大変な場面が沢山ありましたが、多くの台湾人からの親切な手助けを受けました。

一部ですが、以下のような親切を受けました。

  • 「お昼ご飯を食べていない」というと、菓子パンとフルーツをくれた大家さん
  • 道を尋ねるとただ案内するだけでなく、目的地まで一緒に歩いてくれた人
  • 中国語が拙くて上手く伝えられない時に、優しく耳を傾けてくれた人
  • 飲食店に入って財布を忘れたことに気づいたにも関わらず、「今度払えば良いよ」と食事を提供してくれた店主

これらの体験は、私に深い印象を残しました。

台湾での生活を通じて、私は他者に対する配慮が自然と身につきました。誰かが困っているのを見かけると、自然に手を差し伸べるようになり、それが自分にとっても喜びとなりました。

台湾での経験が、私に思いやりと共助の精神を教えてくれました。


「どこでも生きていけるな」と自信がついた

台湾での生活を経て「どこでも生きていける」という自信を得ました。これは、海外で生き抜く経験が自身に与えた自信です。

台湾に移住した当初、私は多くの不安と疑問を抱えていました。

異文化の中で生活したり、新しい言語を学んだり、仕事をしてお金を稼いだり、全く新しい環境に順応することは大きな挑戦でした。

しかし、これらの挑戦を一つずつ乗り越えることで、私の中に大きな自信が芽生え始めました。

初めての海外就職、日々の生活の中での小さな成功、地元の人々とのコミュニケーションの成果など、これらの経験はすべて、私の自信を育てました。

特に、台湾で就活をして仕事を見つけ、自身でお金を稼げるようになった経験は、中国語力含め自分自身の能力を確信するようになりました。

また、台湾での生活は、未知の環境や困難に直面した際の対処能力を高めました。

猛暑日にエアコンが壊れたり、円安でお金がやばいとなったり、コロナになったりと、様々な困難がありましたが、これら経験は、私に柔軟性と適応力を与え、どのような状況でも対応できる自信を植え付けました。

この「どこでも生きていける」という自信は、私の将来に対する見方を変えました。新しい国や環境に対する恐れが減り、どんな挑戦にも前向きに取り組めるようになったと思います。


さいごに

台湾での生活は、私にとって単なる海外経験以上のものでした。ここでは、新しい文化との出会い、言葉の壁を超えたコミュニケーション、そして何よりも自分自身と向き合う時間がありました。この経験は、私の性格と考え方に影響を与えました。

台湾での生活で異文化を体験し、新しい環境に適応することで、私はより強く、柔軟で、寛容な人間になることができています。台湾で学んだ教訓は、今後の人生において私の助けになるはずです。

このブログを読んでくださった皆さんにも、異文化体験による成長機会があることを願っています。
私も台湾生活での経験がもたらした変化と成長に感謝し、これからも新たな冒険に向けて前進していきます。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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