こんにちは!トッピーです。
台北で、現地採用として働いています。
台湾で仕事をしていると、人の移り変わりがとても激しいことに気付きます。
私は台湾で働き始めて半年程度ですが、その間も多くの人が入社し、辞めていっています。
入って1週間程度で辞めた人もいます。
そんなにすぐに仕事を変えて大丈夫なのかと思うかもしれませんが、台湾では普通なことのようです。
すぐに仕事を変えて問題ないのか、なぜすぐに転職するのかなど、本記事では台湾の転職事情について解説します。
日本ではすぐに仕事を変えることにマイナスな印象を持っている人が多いですが、台湾の場合転職はポジティブなものと捉えている人が多いです。
1社で働き続けて昇給・昇格を狙うよりも、転職して自分の収入を上げていく人が多いです。
そのため、転職は収入アップ、待遇改善、キャリアアップに必要なものと捉えられています。
自分に合わないと感じたり、良い条件の仕事が見つかったりしたら、すぐに仕事を変えるというのが、台湾人の共通認識としてあります。そのためすぐに仕事を辞めた経歴があっても、次の職探しに影響が無い場合がほとんどです。
むしろ1社での経験より、複数社での経験があった方が転職に有利と考えている人も多いです。
私の台湾人の友人も1年で3回仕事を変えた人がいますが、「仕事をすぐに変えることは全然問題ない、ちょっとずつステップアップしているから!」と言っています。事実、転職により彼は少しずつ収入アップ or 待遇改善させており、人生を豊かにしていっています。
こちらの情報(いつの調査結果かは不明ですが)によると、以下のような理由が主なようです。
- 仕事量が多い
- 給料が低い
- その仕事で燃え尽きて、やる気がでない
- 同僚や上司との人間関係
転職経験のある私の台湾の友人も同じような理由で転職をしている人がほとんどです。
私の周りでは、特に仕事量と給料を理由で転職を決めた人が多いです。大体日本と同じですよね。
必ずしも給与の高い仕事が良いわけではなく、給与が高くても仕事量が多いと無理だと感じる人も多いです。
例えば台湾の超有名企業TSMCは、修士卒の新卒の年収が200万元近くあるようですが、それでも新人の離職率は上昇しており、2021年は17.6%と過去最高値であったようです。
TSMCのような大企業で給料が良くても、仕事が大変でストレスが多い場合は転職する人も多いのです。
<参考記事>
これは私の所感ですが、台湾人は日本人ほど、仕事を辞めることに恐怖を感じていないです。
日本の場合、例えば新卒で入った会社を辞めることは安定ルートから外れた人生と考える人も一定数いて、周囲からも心配されます。
そのため、会社を辞めるというのは一大決心で、怖いと感じる人も沢山います。
しかし台湾の場合、(私の所感ですが)仕事を辞めることに恐怖を感じていない人が多い印象です。さらに言うと、「ある程度生活できるお金があれば働いていなくてもとりあえず大丈夫」といった精神を持っている人も多い印象です。
台湾は会社に入って数年してお金を貯めてからワーホリに行ったり、留学に行ったりする人も多いです。ワーホリ利用率でいうと、日本よりも圧倒的に高いです。
台湾人は仕事をすることやお金を貯めることに、日本人ほど重きを置いていない気がします。
それよりも人生を楽しむことや自分のやりたいことに重きを置いており、その精神もまた、転職の多さに繋がっているのかなと思います。
ビザの条件などはありますが、日本人でも台湾で働くチャンスは十分にあります。
私は台湾に語学留学で来て、そのままフルタイムの仕事を見つけて働き始めました。
台湾での就活事情については以下の記事で解説しています。台湾就職に興味のある方はぜひ参考にしてください。
【台湾就職】台湾現地採用の仕事探しは何からすればいい?
台湾就活の面接はどんな感じ?中国語は必要?実体験を基に解説します!
私の台湾就活結果の全てを公開【想像以上に難易度高かったです。。】
本記事では台湾の転職事情について解説しました。
台湾では人の移り変わりが激しくて、私の感覚では3年同じ会社にいたら結構長いと感じます。
しかし台湾人にとって転職はポジティブなもので、転職でキャリアアップ、収入アップしていくのが一般的です。
転職が多いことが良いのか悪いのかは人それぞれ考えがあるとは思いますが、少なくとも台湾人の多くは転職回数をそこまで気にしていません。
私も台湾に来てから、仕事を辞めることに対するハードルが下がった気がして、数年働いたら今の会社を辞めようと考えています。新しいチャレンジ、収入アップを目指して転職をして、より良い人生を手にしたいと考えています。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。